低予算のアパレルOEMならオリジナルTシャツ。実際どれくらいのお金が必要?服をOEMする際のポイントについても詳しく解説 (2021/11/12)
アパレル企業だけでなく、ミュージシャンやタレントなど、独自の服を作成しようと検討している方は沢山いらっしゃるかと思います。
オリジナルの服を作成する場合、全てハンドメイドで行うこともできますが、手間がかかり大変です。
できるだけ手間と時間をかけないためには、OEMで服を作るのがおすすめです。
OEMといってもピンきりですので、この記事ではOEM初心者の方に対して、できる限り低予算で、服をOEMで作る際に必要なお金について詳しく解説いたします。
OEMを始めるには
OEMとは、Original Equipment Manufacturingの略で、自社ブランド製品の製造を外部に委託することです。
※詳しくは「アパレルOEMとODMの違いについて」をご覧下さい。
OEM初心者が、まずは低予算で服をOEMしたい場合、Tシャツの素材や形状は外部に任せて、デザインだけ作成するというのが簡単です。
そういった場合、既製品にプリントや刺繍を手掛ける、いわゆるオリジナルTシャツ会社に依頼するケースが多いです。
OEMで服を作るために必要なお金
通常、OEMで服を作るためには、ベースになる服の代金、デザインや文字の型の代金、加工代金など、様々なお金が必要です。
具体的な金額については業者によって異なりますが、ここでは「オリジナルTシャツ」の1社を例に挙げてみましょう。
業者に委託して自社のオリジナルTシャツを作り、白い無地Tシャツをベースにする場合を想定します。
数量は25個から委託でき、1枚464円で発注可能です。
数量が多いほど1枚あたりの価格は下がり、500個委託する場合は1枚371円になります。
色は何色でも利用可能ですが、使用する色の数が増えるほど料金は高くなりますので、費用を安く抑えるためには色数を少なくするのがおすすめです。
1色で印刷する場合、30〜49個なら1枚あたり169円で、数量が多いほど1枚あたりの価格は下がります。
その他、製版代や配送料などもかかりますので、最低でも合計3万円は必要になります。
他の業者でも、数万円程度は必ず必要ですので、覚えておきましょう。
OEMで服を作る際のポイント
OEMで服を作る際には、いくつかのポイントがあります。
1つ目のポイントは、服のコンセプトを明確にすることです。
どういったターゲットに服を売りたいのか、価格はどれくらいで売るのかなど、あらかじめ具体的に決めておきましょう。
詳細を確定させておけば、服の製作過程で何かトラブルが生じても、問題なくスムーズに進められるはずです。
2つ目のポイントは、適切な業者に依頼することです。
メールでのやり取りだけでなく、実際に会って相談に乗ってくれる業者が好ましいです。
また、価格についてもよく確認してください。
服のクオリティに合った価格設定をしている業者を選ぶためにも、複数の業者に見積もり依頼をしましょう。
3つ目のポイントは、どのように販売するかです。
最近はD2Cのネット通販で、顧客に直接販売するケースが多いので、自社ECサイトの構築や、ECモールへの出店など、販路を検討する必要があります。
まとめ
オリジナルTシャツを作る際に必要なお金について、作る際のポイントも合わせて詳しく解説いたしました。
オリジナルTシャツなら低コストでオリジナルの服を作れたり、手間がかからなかったりというメリットがあります。
服の独自性があまりなかったり、生産ノウハウを習得できなかったりというデメリットもありますが、初めて自社の服を作るという場合には最適です。
自社独自の服をOEMで作りたい方は、まずはオリジナルTシャツで服を作ってみましょう。